大阪市をよくする会

大阪市をよくする会は「住民主人公の府政・市政を取り戻そう」とアピールを発表しました

アピール
ダブル選挙に勝利して、維新政治に今度こそ終止符を打ち、
住民主人公の府政・市政を取り戻そう

2015年10月5日
大阪市をよくする会

 

 大阪府知事選挙・大阪市長選挙が目前に迫ってきました。投票日は11月22日です。大阪に橋下維新の政治が誕生して8年になります。今回の選挙では、思想・信条、党派を超えた一点共同によって、職員イジメ、住民犠牲の凶暴な維新政治を終わらせ、市民の安心と、中小商工業者が栄える大阪のまちを再生する第一歩にしなければなりません。

 維新政治の8年は、大阪市民に何をもたらしたでしょうか。(1) 大阪経済の落ち込み、(2) 大阪府財政の悪化、(3) 福祉の切り捨て、(4) 教育の荒廃、(5) 中小企業を冷遇、(6)防災無視、によって市民生活を破壊したことです。また、選挙や「大阪都」構想の住民投票では、ビラや演説の内容の大半はウソとゴマカシであり、住民を惑わし続けてきました。また、女性の人権を否定する発言をはじめ民主主義破壊も許されるものではありません。

 

 その手法は、あらゆる分野で敵を描き出し、既得権者のレッテルをはり、貧困と格差を利用して住民を分断し、対立をもたらすという、前例のない卑劣なやり方でした。私たちは各分野、各地域で「反維新」の共同の輪を広げ、これまでつながりのなかった多くの人たちと手を携え、運動を進めることが出来ました。

 

 5月17日には橋下・維新の会の看板政策である「大阪市廃止・解体構想」(「大阪都」構想)を問う住民投票が行われ、大阪市民はこれを否決。「変えるべきものは『制度』ではなく『政策』」(住民投票公報)であることが明らかになりました。そして、橋下市長に「政治家を引退」と発言させるほど橋下・維新の会に痛打を与えました。

 

 ところが維新は、ぼろぼろの「大阪市廃止・解体」構想を性懲りもなく、公約に掲げ、府知事選、市長選に臨むことを発表しました。

 

 今回のダブル選挙の最大の目標は、(1) 「維新政治」に文字通り終止符を打ち、(2) 住民主人公の府政・市政を取り戻すことです。そして、その絶好の機会です。

 

 当然のことですが、大阪市内の有権者だけがダブル選挙の投票権を有しています。それだけに私たちの責任は重大です。ダブル選挙に勝利し、凶暴な「弱肉強食」の新自由主義的改革を進める政治をストップさせることが私たちに求められています。

 

 選挙に勝利するには、「反維新」のオール大阪の共同をつくることが不可欠です。大阪市長選挙では、自民党大阪市会議員団前幹事長の柳本顕氏が無所属で立候補することが決まりました。柳本氏は、住民投票において、「大阪市をつぶしてはならない」という共同の一翼を担い、論戦でも先頭に立つ姿は記憶に新しいところです。市長選出馬にあたって、橋下・維新の会が再び「大阪都」構想を掲げることを厳しく指弾し、「まっとうな市政をしっかりと取り戻す」こと、そのために多くの人々と連携して臨むことを明言しています。これは、大阪市をよくする会と一致するところです。

 

 大阪市をよくする会は、「反維新」の一致点での共同を実現する候補として、自主的な立場で支援し、その勝利に全力を挙げます。

以上

[PDF]アピール「ダブル選挙に勝利して、維新政治に今度こそ終止符を打ち、住民主人公の府政・市政を取り戻そう」