大阪市をよくする会

2011年大阪市長選挙結果について

[2011.11.30]-トピックス

2011年大阪市長選挙・大阪府知事選挙の結果について
  DSC_3779.JPG      前大阪市会議員 わたし考一
  今回の市長選、知事選で日夜を分かたぬご奮闘をいただいた支持者、よくする会、明るい会構成員のみなさんと候補者として奮闘された平松さんと梅田さんに心よりの敬意と感謝を申し上げます。

 私は大阪からファシズムの台頭を許してはならないという決意で今回の大阪市長選挙への立候補を中止を決断し、独裁の政治に反対、民主主義をまもるという一点での市民的共同と連帯を呼びかけ、こうした立場から市長選挙では平松邦夫氏を、知事選挙では梅田章二さんを支援してきました。

 選挙結果は残念な結果となりましたが、この間広範な、あらゆる階層のみなさんから寄せられた、独裁の政治に反対し民主主義をまもるという市民的共同の広がりは今後のたたかいに必ず生きてくるものと確信しています。

 今回の選挙戦は社会と政治に対する閉塞感が異常に高まる中での選挙戦でした。政治を変えて欲しいという要求が渦巻く中で、私たちは橋下氏の独裁政治の実態や、維新の会が提案する「大阪都構想」や教育基本条例、職員基本条例の中身について明らかにしてきました。こうした訴えが届いた所では共感が寄せられましたが全体に広げきる事ができませんでした。

 しかし、これで私たちの戦いが終わった訳ではありません。独裁の政治に反対し民主主義をまもるという市民的共同を今回維新の会を支持された人たちへも含めてさらに広げていく決意です。

2011年11月27日
 
 

独裁政治をくいとめる本当のたたかいが今まさに始まった

    大阪市をよくする会 事務局長 福井 朗

 わたし考一さんは「大阪からファシズムの台頭を許してはならない」と思いから立候補の中止を決断し、「新たな闘争宣言」として、投票日までの3カ月間、独裁政治を許さないたたかいの先頭に立ってきました。立候補中断は各界、各方面から英断と歓迎され、その後反独裁の世論が急速に広がっていきました。
選挙結果は、誠に遺憾ながら、橋下市長の誕生を許すという事態を迎えるに至りました。独裁政治ストップ・平松市長再選のために死力を尽くしてきたにもかかわらず、こうした結果は痛恨の極みと言わざるを得ません。
 平松市長再選を勝ち取れなかったとはいえ、今回の選挙で作りだした「独裁政治は許さない」という歴史上かつてない広範な共同の広がりは、いかなる独裁者であろうとも突き崩すことは決してできません。大阪府職員基本条例案、大阪府教育基本条例案を廃案に追い込むたたかいもまさにこれからです。
 橋下氏は、自らの当選と松井知事候補の当選をもって「民意だ」と、府知事時代以上に悪政を強行する可能性があります。しかし、独裁政治をくいとめる本当のたたかいは、まさに今始まったばかりです。
 市民生活の具体的な実態、要求の正当性の前には、いかなる為政者もこれらを否定することはできません。私たちは、この選挙戦を通じて練り上げた政策を対市要求としてかかげ、引き続き大阪市政刷新のとりくみを継続していきます。新たな気概を持って、独裁政治ストップの市民的共同を広げるたたかいに全力をつくします。歴史的な選挙戦をたたかい抜いた私たちの経験が、必ずや将来において、結実することを胸に刻み、市民要求を実現し、民主主義を守るたたかいを始めましょう。

 2011年11月28日