研究者ら偉業たたえる
ノーベル物理学賞に輝いた南部陽一郎氏(87)は、大阪市立大学の名誉教授。同大学創設時の1949年に理工学部助教授(現在の准教授)として就任し、翌年には教授となり創設期の同学部の礎を築いた。同大学関係者や講義を受けた専門家らは「たいへんな偉業だ」とたたえた。
「やっと受賞されたかという思い。いつ受賞してもおかしくなかった」。素粒子物理学分野の伝統を引き継ぐ、同大学大学院理学研究科の奥沢徹教授(61)(高エネルギー物理学)は喜ぶ。「偉大な先達からの学問の流れを途切らせないよう、私も新たな発見を目指したい」と話す。
シカゴ大で1979~81年、南部氏から素粒子理論を学んだ大阪大学大学院理学研究科の細谷裕教授(56)は「常に、物理の本質にどう迫ろうか考えている人だった。研究成果や資料にも厳密で、必ず原資料を探される。その研究姿勢は私の中に生きており『心の中の恩師』と思っています」と語る。
大阪大学理学部の尾田欣也助教(36)も「今年6月ごろ、阪大で先生と素粒子論について議論した。淡々と質問に答えられる方で、今の日本人の研究者の中では最も偉大な人だと尊敬している。この分野の研究が更に活発になることを期待する」と喜んだ。
昨日18日、大阪市役所南側の女神像前で、300人が参加する市民決起集会が開催されました。9月4日に、平松市長が発表した「経費削減素案」は、2年間で688億円もの経費を削減しようとするもので、決起集会では市民サービス切り捨て許すな!2400人もの職員削減・一律5%もの賃金削減許すな!と、今後の決意を固め合いました。主催者挨拶を市対連事務局長の是枝さんが行い、敬老パス守る連絡会の松井さんは「27億円削り、月5000円までしか利用させないやり方、これでは年寄りは家から出るなということか」と怒りの決意。大阪市学校園教職員組合の石橋さんは「小中学校の学校維持運営費20%カットは余りにも現場を知らない、どれほど校長はじめ苦労しているか知って欲しい」と発言。新婦人の杉本さん、大阪市労組連の中山さんも報告とたたかいの決意を発言しました。行動提起では、よくする会事務局長の喜多さんが、市民に知らせ怒りを組織してたたかおうと訴えました。激励に駆けつけた日本共産党市会議員団を代表して、山中智子議員は、「議会内外で、ちからを合わせて撤回めざしましょう、総選挙で勝利を!」とあいさつされ、大きな拍手で参加者は応えました。梅田までのデモでは、「平松市長は公約を守れ!」とシュプレヒコールをあげました。