大阪市をよくする会

WTC交渉「月末が期限」

平松市長 決着困難なら破綻処理

 大阪府の橋下徹知事が目指す、大阪市の第3セクタービル・大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転を巡り、平松邦夫市長は5日の記者会見で、開会中の定例府議会で移転関連議案が可決されなければ、府への売却を断念し、WTCを運営する3セクの破綻処理に踏み切る考えを表明した。

 平松市長は「3月末を超えて府と協議が続くことはない。その後は移転案を白紙に戻さざるを得ない」と明言。WTC社が9月頃に資金ショートする見通しであることから、破綻処理に必要な期間を逆算し、府との交渉期限を今月末と判断したとみられる。

 さらに市は、当初約40億円と試算していたWTCに入居する市部局の転居費用について、約30億円で可能だと明らかにした。

 一方、移転案を審議中の府議会では同日、知事野党の民主府議が、移転賛成をアピール。逆に、与党の自民府議からはWTCへの移転を疑問視する意見も飛び出すなど、議案可決に必要な「3分の2」を巡る情勢は混沌としている。

2009年3月6日  読売新聞)