大阪市をよくする会

WTCビル、管財人評価83億円

WTCビル、管財人評価83億円…橋下知事「ラッキー」府・市算定より15億円安く
 会社更生手続きを進める大阪市の第3セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(住之江区)の更生管財人・中井康之弁護士は21日、同社が運営するWTCビルの不動産評価額を83億6100万円と鑑定した上で、同社の資産を算定する「財産評定書」を大阪地裁に提出した。ビルの評価額は、大阪府・市の共同鑑定額99億1000万円を下回り、WTCへの府庁舎移転を巡る売買価格にも影響しそうだ。

 財産評定は会社更生法に基づく手続きで、この日が地裁への提出期限。管財人は当初、WTCの売却先を決め、その買い取り価格をもとに実施する方針だったが、買い手が決まっていないため、管財人が鑑定依頼し、自己査定した。

 評定は、更生手続きの開始時点の時価で評価することになっており、3月末のテナント入居率などを前提に鑑定。空きビルを前提にした府・市の共同鑑定額より約15億円安くなった。

 同社の金融機関などに対する債務総額は697億7900万円に上るだけに、管財人は「評価額以上で買ってもらえるように努力したい」と述べた。一方、府庁舎移転のためビル買い取りを検討している橋下徹知事は「価格が下がってラッキー。こんなお買い得なことはない」と話した。

(2009年8月22日  読売新聞)