大阪市をよくする会

大阪市、市バス事業改革プラン、15年度めどに黒字化

 毎日新聞は6月27日、次の報道を行いました。

 大阪市は26日、累積赤字が600億円を超す市営バス事業について、路線再編や短距離の赤バス廃止などを盛り込んだ改革プラン案で15年度をめどに単年度での黒字化を目指すことを、市議会交通水道委員会で明らかにした。

 市は今月10日公表した改革案で、収益性と公共性を基準に全155路線のうち、45路線の廃止を打ち出した。今年度予算ベースで73億円が見込まれる単年度赤字を、再編や人件費の削減などで最終的に3億円の黒字に転換させると試算していたが、時期は明らかにしていなかった。

 これに対し、委員会では、地域の高齢者らに利用されている赤バスの廃止の具体的な代替案がないことや、実現に向けた年次ごとの計画がないことへの批判が相次いだ。市は「改革案はたたき台。アンケートなどで市民の声を反映させる」とし、10年10~12月ごろに路線再編の具体案を示す方針。